2ntブログ

活力2

熟知ガスマスク 「鉄筋を短く、盆暮れ特有の尺に刻み、我々はロンドンの方角を見る。ほら見ろ」


横向きのガチョウ 「絶好調だから黙々とやらせてくれ」


熟知ガスマスク 「ロンドンの方角は後ほど見て欲しい。そいじゃーネー、居なくなります!(帰路のレールに乗った瞬間ワクワクしだす熟知ガスマスク)」


横向きのガチョウ 「視界から消えると不安になっちゃうなぁ。ガー」


熟知ガスマスク(声) 「いつだったか、“赤・染み入るロンドン”と呼ばれるヨットにセロファンを巻いて、独り専用の土俵でまたセロファン巻いたのを思い出した。あの情景は何色だったか記憶する人間はもういない。虚空で泣いている奴凧の頭頂部は紅芋色だった」


横向きのガチョウ 「奇跡だ、声だけ聞こえる」


熟知ガスマスク(声) 「LOVE YOU 三文銭」


横向きのガチョウ 「負けたくないと思った。ガガーっと世界一周!」


(実際に世界一周。あまつさえ世界の寺院の溝を版画で表現して周る横向きのガチョウ・・)






熟知ガスマスク 「実のところ御託しか並べていなかった自分。泣くしかないな」


横向きのガチョウ 「モーリタニアで恋焦がれ、ただいま。良い鳥です。そろそろクライマックス!!」


熟知ガスマスク 「ぐっぐっっ自分にとって敗戦の弁など無用!!男だから!!最後に慈悲を与えてくれるのならコレだけ言わせてくれ!『夜もすがらヨットが乾涸びて、枯木に丸干しだが・・あれはまだ微動の余力を残す~お助けのうた~和歌~うた♪ 』」










あ、おれも何か言いたい
おれも何か言いたい





あうー!
あうーあうー!









横向きのガチョウが魅せた世界一周、熟知ガスマスクは客観的に自己分析を遂げた、草木も繁る実におめでたいお話でした。
最後まで本当にありがとうございましたー!!

活力

黒豆苦学生(くろまめくがくせい) 「すいへーりーべ鍋底のお餅・・」


鬼張り手怪物(おにはりてかいぶつ) 「ドシャン!」


黒豆苦学生 「すいへいりーべ最恵国、鍋底のお餅・・」


鬼張り手怪物 「踏みしめ!踏みしめ」


民 「で、でっけぇ怪物だー!とるものもとりあえず漆塗りの要塞に逃げよー!」


黒豆苦学生 「すいへーりーべ・・」


民 「何だあの苦学生!元素記号を並べてる場合なのかよー!」


鬼張り手怪物 「叩くたびに懐郷ー!!(張り手)」




(竜巻起こすような凄まじい風圧)




ピューーン・・




(吹き飛ばされる黒豆苦学生)





黒豆苦学生 「すいへいりーべ・・飛ばされてる、おれ。苦学生!・・そして再びすいへーりーべ!」





ピューーン・・





ドォン!!







黒豆苦学生 「いてて、いてて、ここどこだ?」


親切な老木 「ジャングルじゃよー」


黒豆苦学生 「ジャングルかよー」


親切な老木 「うむうむ」


黒豆苦学生 「あれぇ?何ていうかその、脳が活性化されるぅ





宝箱閉じます。
宝箱閉じました。

秋刀魚は目黒に限るが、元素記号は“木漏れ日でお目目シパシパ”に限るー。
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